ファイナルファイト

       
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ファイナルファイト

アーケード(89年12月)CP-システムⅠ

スーパーファミコン(90年12月21日

 メガCD93年3月26日

ファミコン(93年6月11

ゲームボーイアドバンス(2001年5月25日

プレイステーション2(2006年3月2日)

海外版 PSP(2006年) 海外版 X-BOX(2006年) Xbox 360 &PS3配信(2010年4月14日)
かつてベルトスクロールアクションゲームが『ダブルドラゴン系』と呼ばれていたのを『ファイナルファイト系』へと塗り変えた超名作。当時は目を疑う程の美麗グラフィックに迫力のサウンド、かつてない馴染みやすい操作感覚と個性溢れるキャラクター達で大ブレイクした。世間ではまだ「ゲーセンは不良の溜り場」という古臭い考えだった頃、若かりし日のちょーじんは学校の「ゲームセンターには入るべからず」というアホな校則を無視し、毎日のように少ないお小遣いを叩いて遊びに行ったものである(たまにクラスの女子やチクり魔に見つかっては次の日の放課後に呼び出されたりもしたが)。

もとは『ストリートファイター』の続編として開発され、開発段階では『ストリートファイター89』となる予定だったが、内容があまりにも異なるため最終的に別のシリーズとしてリリースされた。その絶妙な物理感覚や当時としてはズバ抜けたグラフィックは、後に生まれる『ストリートファイターⅡ』にも受け継がれた(ちょーじんは初めてストⅡをゲーセンで見た時、素でファイナルファイトのパクりかと思ったが、すぐに同スタッフによるものと知って妙に納得したのであった)。その絶大な人気とは裏腹に家庭用機では長い間マトモな移植にほとんど恵まれず、初めに移植されたスーファミ版があまりにも不完全だったため、ステージとキャラクターが全員いるというだけで『完全移植』を名乗った操作感覚がおかしいメガCD版と、またまた『初の完全移植』とか威張っていたGBA版でさえもCPS版の移植ではなく、省かれた部分をいくつか戻しただけのスーファミ版のアップグレードにすぎなかった。ストⅡシリーズのようにサターンやプレステのカプコンジェネレーションシリーズで移植されるのをずっと期待して待っていたが、結局発売されたのはあのカプコンUSAのファイナルファイト・リベンジだけであった・・・そして、とうとう2006年にPS2で発売された『カプコンクラシックスコレクション』にて、17年間待ちに待ったファイナルファイトの完全移植版が家庭用ゲーム機で遊べることになった(海外ではXBOX版も発売)が、Capcom Classics Collection: Remixed』に収録されたPSP版は海外のみの発売となり、最後のトドメと言わんばかりにXBOX360とPS3で配信された『Final Fight: Double Impact』は海外のみの配信となり、見事に日本のファンは完全にカプコンに切り捨てられたことが証明された・・・

ちなみに2006年に再び海外で開発され、海外のみで発売されたPS2&XBOXソフト『ファイナルファイト・ストリートワイズ』にも初代がクリア特典として解除できたのだが、何故か全編処理落ち状態になっていて、とても遊べる内容ではなかった・・・

 

ファイナルファイト・リベンジ

アーケード(99年9月ST-

サターン(2000年3月30日

 

ファイナルファイト誕生から10年、あのおぞましいストリートファイター・ザ・ムービー』を作ったカプコンUSAがまたまた恐ろしいものを作ってくれました(本人らは10周年記念でノリノリのつもりだったが)。ファイナルファイトのキャラを使った3D格ゲーを作ろうという点までは良かったが、こともあろうにすでに寿命の尽きていたサターンの互換機であるST-Vで開発するあたり、やはりカプコンUSAの考えることはわからんです。すでにナムコからあのソウルキャリバーがドリームキャストで発売された後にこれは相当キツイものがあった。よく「キャラがカクカクで汚い」という文句が多いが、ハードの性能を考えればグラフィックは比較的マトモな部類と言えるし、少なくともプレステのジャスティス学園やストリートファイターEXなどと同レベル程度ではある。しかし問題はグラフィックではなく、時代を感じさせるそのチープなエンジンはもともとファイナルファイトが売りとしていた絶妙な操作感覚」など微塵も感じられないのだ。
ラスボスはゾンビになって蘇ったベルガーという無茶な設定で、スタッフロールではマイケル・ジャクソンのスリラー並に踊り出すのは少々笑えるが、それすら一度見れば飽きる。初代のあの硬派な雰囲気は欠片もなく、何故にカプコンは開発をUSA支部に任せたのかは大いに謎である。半年後サターンで、ポリゴン格ゲーとしては最にして最後の4メガ拡張ラムカートリッジを使用して移植され、もともとサターンの互換基板であるST-Vで開発されたこともあって移植度は完壁らしいのだが・・・すでに他界してしまった機種でこんな出来のゲームが売れるはずもなく、さすがに出荷数も少なかったのか、もしくはサターン最後の格ゲーだからか、中古屋などではすっかりプレミアが付いてしまい、こんなゲームでも相当な値段になっているようです。