ストリートファイター・ザ・ムービー


ウィリアム・ガイル大佐 キャミィ・ホワイト チュンリー・ザン ラユー・ホシ ケン・マスターズ
 

キャプテン・サワダ エドモンド・本田 バルログ
M.バイソン)
ザンギエフ ブレイド
 
ベガ
(バルログ)
サガット バイソン将軍
(ベガ)
アクマ
(豪鬼)
 

ストリートファイター・ザ・ムービー

発売:カプコンUSA 開発:Incredible Technologies

 アーケード(9年6月)

 

ハリウッド版ストリートファイターの映画が公開されたことでカプコンUSAが企画し、『タイムキラーズ』という  ゴミ ・・・もとい、洋格ゲーを開発した『Incredible Technologies』という会社に外注で作らせた実写取り込みの洋格ゲーである。当時アメリカではストリートファイターシリーズをも追い抜きかねない程の人気だった実写取り込みスプラッター洋格ゲー『モータルコンバット』に対抗するためか、もしくは当時のアメリカ人に格ゲー自体を作らせたらこうにしかならなかったのか、構成は6ボタンのままだが中身はストリートファイターキャラのコスプレをした人物達が登場するだけの中途半端なモータルコンバットとなった。しかしそのモータルコンバットの最大の売りであったスプラッター表現というものを取り入れなかったため、もしくは単純にファン層がまったく被っていなかったからか、本国のアメリカでさえその評判はイマイチのまま終わってしまった。

 


 

   
   
    カルロス・ブランカ
(チャーリー)
ディージェイ    
 

ストリートファイター・リアル・バトル・オン・フィルム

 

 サターン95811日)

プレイステーション95811日)

家庭版ではタイトルが変わり、ブレイドというオリジナルキャラを削除する替わりにブランカとディージェイが追加された。画像を見ての通り、ゲーム全体の解像度がアーケード版と比べるとだいぶ落ちているが、そのかわり日本のカプコンによってゲーム性が一から作り直されており、見た目はアレなままだが今回は中身がしっかりとスーパースト2Xしている。むしろこの外見で声優が「ハドゥーケッ」じゃなくてちゃんと「波動拳!」と発音しているのが逆に不自然に感じてしまう程で、オリジナルキャラのキャプテン澤田がハラキリとかのぶっ飛んだ技を使うキャラになったのもこのカプコンジャパンが作った方の家庭版からであり、意図的に外国人にジャパンを勘違いさせるネタキャラとして国内でも一部の熱狂的なファン層を得ている。なお、海外では題名がアーケード版と同じままということもあって、中身がだいぶ異なっていることを知らないファンが国内よりも更に多い。

 

ストリートファイターⅡムービー

 

 サターン96315日)

プレイステーション951215日)

こちらはハリウッド版実写映画ではなく日本の劇場アニメ版を原作とし、それに登場したモニターサイボーグを育成するシミュレーションゲーム。映画で流れた戦闘シーンのアニメが流れ、特定のタイミングでボタンを押すと技をスキャンして覚えることができ、最終的にはスパⅡXと同じシステムの格ゲーモードでリュウと戦うのが目的。プレイしてるうちに設定資料などのおまけデータが解除されるなど、完全にファンアイテム的な作品だが、海外では発売されていないので向こうのコアなファンには羨ましがられていた。しかしタイトルが『ストリートファイター・ザ・ムービー』にとっても似ていて紛らわしいので、実は両作品の区別が付いていない人も多い。