北米で思いのほか好評だった『ガンダムW』放送終了後の後番組として放送された『初代ガンダム』はどうにも不評だったようで、ならばと次は日本では95年に放送された『W』の前年(94年)に放送された『Gガンダム』が今度は『W』よりも後に北米で放送することが決定したということで、北米向けに新番組の宣伝目的も兼ねて製作されたもので、内容は基本的に『Gガンダム』VS『ガンダムW』+『初代』&『未放送80年代作品』という構成で合計30体使用可能という、プレステ末期ということもあって20ドルの低価格とは思えない豪華ボリュームで発売された。
システム面では避け動作が体力ではなく専用のブーストゲージを消費するようになり、ストーリーモードでは『Gガンダム』から、ゴッドガンダム(海外では宗教上の都合で名前が「バーニングガンダム」に)、ガンダムマックスター(まぁアメリカ代表だし)、マスターガンダム、『ガンダムW』からはウィングゼロカスタム、デスサイズ、トールギースⅢ、そして初代ガンダムからもガンダムRX-78とザクⅡSの計8体が選択可能。またゲーム中この8体のみ必殺技がカットイン&ボイス付きなのだが、残念ながら外国の声優なので掛け声の演技(特にGガンキャラ)は聞くに堪えない酷さである。それだけに是非とも日本語版を発売して欲しかったものだが・・・
ちなみに前作からはゼータガンダム、キュベレイ、ジ・オ、ハンマハンマの4体は削られてしまっているが、実はデータ自体はディスクに存在しており、プロアクションリプレイなどのチートデバイスを使用することでプレイが可能となるため、何故に削除されたのかは理解不能。34体より30体の方がキリが良いとでも思ったのか、Gガンの放送が終了するまでZの機体は温存しときたかったのか・・・前作には既にいたけど。 |