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サバイバルアーツ

販売:サミー 開発:スカラベ

アーケード(93年12月)

 

おそらく海外市場を意識して作られたであろう、和製実写取り込み格ゲー。モータルコンバット好きのツボを押さえつつ和製格ゲーのきちんとした操作性で、格ゲーとしてはむしろ本家モータルコンバットよりも普通に出来が良い。が、登場人物や世界観がモーコンシリーズ独特の雰囲気と比べるとどうしても地味というか、実写よりも2Dドットの方が生かしきれたであろう和風キャラ独自の小奇麗感がありすぎるのか、物足りなく感じてしまうのもまた事実。わかりやすく言うとアメリカ人のセンスの方が到底ぶっ壊れきっており、こーゆーゲームではそーゆーぶっ壊れたセンスでないと逆に浮いてしまうという(カネコの『大江戸ファイト』は良い意味でぶっ壊れてたが)。そしてもっとも意識していたであろうアメリカのゲーセンでこのゲームを見かけたことは一度も無く、日米共にこのゲームの存在を知っているという人間に未だ一度も出会ったことがないほどのマイナーっぷりからみて、サミーは本当に売り出す気があったのかとすら疑ってしまう。