アーケード版ドラゴンボールZの続編で登場キャラも原作のナメック星編から人造人間篇に変わり、主役キャラ達も超サイヤ人となって登場。前作と比べキャラクターの大きさは
随分小さくなってしまったが、格ゲーとしての出来はかなり進歩したと言える。前作では少なかった技数が大幅に増えて見た目も派手になり、ジャンプもできるようになった上にゲーム速度もかなり上がった(ただしちょっぴり速すぎるような気も)。スーファミ版の『ハイパーディメンション』のように相手を上空に吹っ飛ばして空中エリアに切り替わることで空中戦となるシステムが追加され、全ボタン同時押しでゲージを溜めると見た目もかなり派手な超必殺技が使えるようになった。ボタンは弱パンチ、中パンチ、弱キック、中キックの4つで、弱
+ 中の同時押しで強が出るようになっているのだが、何故初めから6ボタンにしなかったのかは謎で、かなり使いづらく、やはり連続技というものもあまり存在しないようだ。ジャンプが出来るようになったのは良いものの、ゲーム速度が速すぎるのかジャンプ動作そのものが速すぎるのか(バッタがピョンと跳ねるような感覚)せっかくのジャンプ攻撃もやたら使いづらく、激強なCPU相手にはあまり役に立たず、ミスターサタンが相手ですら苦戦させられるというのもどうにも腹立たしい。CPUがあまりにも超反応するため、各キャラの使いやすい技の一つか二つを相手が倒れるまで何度も繰り返すだけというプレイスタイルになりがちなのが勿体無い。前作同様やはり家庭用機への移植はなく、あまり世間に知られることなく消えていったわけだが、約2年後にスーファミで発売された『ハイパーディメンション』は、かなりこのゲームから影響を受けていることがわかる。 |