水滸演武





史進
(しじん)
戴宗
(たいそう)
林冲
(りんちゅう)
武松
(ぶしょう)
扈三娘
(こさんしょう)
阮小七
(げんしょうしち)
 













魯智深
(ろちしん)
李逵
(りき)
  公孫勝
(こうそんしょう)
阮小二
(げんしょうじ)
阮小五
(げんしょうご)
 

 






呼延灼
(こえん しゃく)
  晁蓋
(ちょうがい)
晁蓋
(変身)
 

水滸演武

アーケード(953)ST-V

 サターン(95811

 プレイステーション(96126

中国の古典「水滸伝」を原作とした、いわゆるデータイースト版『サムライスピリッツ』と呼ばれる6ボタン武器格ゲー。原作の「水滸伝」はよく知らないが、知っている人の話によれば登場人物はかなりのアレンジを施されているらしい(まぁそりゃそうでしょうな)。システム面では、ガードすると徐々に減っていく武器耐久ゲージがゼロに達することで武器が破壊されて素手状態となるが、逆に素手状態でしか使えない技なども存在し、みずから武器を捨てることもできたりする(投げ捨てた武器が敵に当たると相手は気絶状態になる)。相手を地面や壁に叩き付けて跳ね返ってきたところに追い討ちコンボをかけることができたり、体力が減ると使用可能になる超必殺技もなかなか派手で、各ステージのBGMもカッコ良かったりと当時は中々斬新であった。ちなみに李逵のKOボイスは必聴(最近の若い子には元ネタわからなそうだが)。

サターン版ではアーケード版と同一のアーケードモードと、ゲーム性が調整されてキャラクターの声優も豪華になったスペシャルモードを選択できるのだが、拡張ラムカートリッジが開発される以前に移植されたためか、メモリ不足で常時処理落ち状態になってしまい、よくそんな状態で発売したもんである。後に海外で『Dark Legend』の名で発売された北米版では処理落ちはほとんど改善されており、たまたま北米版サターン本体(色は黒)を持っていたちょーじんはそちらばかりをプレイしていたのだが、ゲーム中ではキャラの名前が英語で綴られた中国語読みになっていてヒジョーにわかりづらいものであった。ちなみに海外版ではアーケードモードが存在せずスペシャルモードのみとなっており、日本版ではノーコンティニューでラストまで進むと乱入してくる呼延灼というボーナスキャラが海外版には登場しない(少なくともちょーじんめが何度ノーミスクリアしても乱入してこなかった)
半年程後に国内でのみ発売されたPS版では処理落ちの改善はされたが、何故かKO時のスローモーション演出もなくなっている。他にもエンディングがフルボイスとなり(情報提供:竜大様)、同じデータイーストによる『ファイターズヒストリー』からゲストとして溝口誠がVSモード限定で追加されている。最近PS3/PSPのゲームアーカイブスでダウンロード購入が可能になった模様(PSPは本体の構造上
、6ボタン格ゲーには不向きなのが欠点だが)。

 

       
    溝口 誠 柳 英美
(リュウ・ヨンミー)
   
 

水滸演武 -風雲再起-

 

 サターン(96322

 

前作の処理落ち問題も海外版で改善されたということで、出来の悪い移植版を買わされた国内サターンユーザーに対する償いという意味で発売されたらしい、国内サターン独占グレードアップバージョン。武器を投げ捨てずにそのまま地面に置くことができるようになったりとゲームバランスの再調整に加えて選択画面のキャライラストも一新され、一部のBGMもアレンジされた。更には前作のPS版で対戦モードに追加されたファイターズヒストリーの溝口に加えて柳英美(ヨンミー)も追加され、シングルモードでも使用できるようになった。ちなみにヨンミーはファイターズヒストリーと比べて体系がだいぶスマートになったまでは良いが、ストイックだったはずの性格が何故か『龍虎の拳』→『龍虎の拳2』のユリ・サカザキ並にアホ娘へと豹変してしまい、ファンからは頭でも打ったのかと心配されたものである・・・スタッフはいわゆる「萌え」とかいうヤツでも狙っていたのだろうか?
んで、肝心の処理落ちはというと、たしかに前作の国内版よりは大幅に改善されてはいるものの、那托という巨大な幽波紋(スタンド)を引き連れている公孫勝戦のみ、多少の処理落ちが何故か残ってしまっている(前作の海外版では改善されていたのに)。まぁ、そこまで気になる程のものでもないので、とりあえずこれがベストバージョンであることは間違いないのだが・・・なんでせっかく直ってたものをまた
わざわざ…