海外名は『Monster
Maulers』。
通常の1対1タイマン式の格ゲーではなく、3人の主人公の中から大型のボスキャラと2対1で闘えるという「格ゲー」と「アクションゲー」の中間的な作品。ライン移動とかがあるわけでは無く、弱、中、強の3ボタンで必殺技も普通に波動拳コマンドなどで入力。最後の中ボス2戦とラスボス戦前は雑魚を蹴散らす横スクロールばりのボーナスステージもあったり、BGMに子門真人の挿入歌が流れるなど全体的に戦隊ヒーロー物やタイムボカンシリーズのノリで、同じくコナミが93年にリリースした多数のアクションゲームと同様に色々とアニメチックでコミカルなグラフィックや凝った演出が光り、改めて93年のコナミは凄かったと再認識させられる。しかし当時格ゲーブームの真っ只中においてはやはり異色な存在だったためかあまり見向きもされず、皮肉にもコナミがほぼ同時期に開発した1対1のオーソドックスな格ゲー『マーシャルチャンピオン』よりは、こちらの方が遊べる出来であった。
2年後にはパンプレストから『隠忍
-ザ・ニンジャマスター』という、同じく3ボタン式で3人の主人公から2対1で巨大モンスターと闘う、ほとんど同じコンセプトのゲームがアーケードでリリースされ、3年後にはカプコンから6ボタンで1対1ではあるものの、4人のキャラの中から大型モンスターと闘う『ウォーザード』がアーケードでリリースされたが、当時の家庭用ハードではスペック的に大型モンスターの再現が厳しかったのか、どの作品も移植されていない。ちなみにノーコンティニューでクリアすると何故かバッドエンドとなり、一度コンティニューをしてからクリアすると真のエンディングに辿り着くというおかしなことになっているのは、やはりバグ? |