カプコンの『X-MEN』より後に発売されたデーターイーストによる和製マーベル格ゲーで、データイーストからはベルトスクロールアクションの『キャプテン・アメリカ
& ジ・アベンジャーズ』に続く2作目のマーベルゲー。どうやらマーベル社も格ゲーを作らせるなら日本の会社ということはしっかり理解していたようだが、3年後にはデータイースト本社が倒産してしまったため、これがデータイースト最後の格ゲーとなってしまった・・・せめてサターンあたりにでも移植して欲しかったものだが、メインターゲットである米国のサターンは拡張ラムカートリッジも発売されることなく日本よりも先にさっさと死亡してしまっていたので、やはり厳しかったのだろう。
カプコンの『マーヴルVSカプコン』やSNKの『KOF99』よりも一足先に、今では「ストライカー」や「サポートキャラ」として知られるシステムを搭載しており、カプコンの方でもお馴染みのアイアンマン等をパートナー専用として選択することができる。一般的にはこういったプリレンダCGによるスプライトを使用した2D格ゲーはあまりロクな印象を持たれていないが、今作とザウルスの『神凰拳』に限っては例外と言えるので、プレイしたことのない人はその外見による偏見を捨てて是非一度プレイして欲しいものである。 |