孫 悟空 孫 悟飯 ベジータ トランクス ピッコロ クリリン ゴテンクス 人造人間16号
 











ラディッツ ナッパ フリーザ 人造人間18号 セル 魔人ブウ ブロリー
 

DRAGON BALL Z 対決

発売:ATARI

開発:Webfoot Technologies

北米ゲームボーイアドバンス(2003年11月24日 

初のアメリカ産DBZ格ゲー。洋格ゲーの中でも稀に見る酷い出来であり・・・格ゲー至上最悪の出来とも呼べるかもしれない程に酷い。キャラゲーなのにグラフィックがプリレンダCGだとか、ボイスが各キャラ通常投げを使った時のみ『モータルコンバット』のようなうめき声を発するとか、超必殺技を放つ時だけキャラが一瞬変身する(例:第一形態セルがかめはめ波を撃つ時だけ突然完全体に変身して、撃ち終わったらまた第一形態に戻る)とか、もはやそんなことは問題ですらないほどに酷い。このゲームの前では「PS版ゴウカイザー?あぁ、結構がんばって移植してたよね」「スーファミ版北斗の拳?うん、まぁまぁ遊べるんじゃない?」「ファイティングアイズ?ぶっちゃけ良ゲーじゃん、カモメ飛んでるし」と、本気でそう思えてしまう程どうしようもないこのゲームと比べれば『アルティメットバトル22』や『ファイナルバウト』ですらマトモに見えてしまうから恐ろしい。具体的に何が悪いのかと聞かれても、キャラの動きからジャンプの軌道、攻撃のヒットバックからコマンド入力のラグにいたるまで、そのすべてがもはや格ゲーとして成り立たな過ぎていて言葉では説明すらできない。
日本では未発売なので、
これで逆に興味をそそられてしまったクソゲーマニア意外は一生プレイすることもないと思うが、DBゲーの長い歴史の中で唯一今作の評価できる点は、2Dゲームとしては初めてラディッツが使用可能になったということだが、それすらも2Dと3D全体で見ればディンプス製のPS2版『ドラゴンボールZ』が先である。

海外サイトの情報によると、このゲームはメーカーが12月のクリスマスシーズン前に発売するためだけに、ちゃっちゃと作り上げたものだったらしく、せっかくのクリスマスにこんなものをもらってしまった欧米のチビッ子達はさぞかし嘆いたことであろう。その後もATARIは同じ開発元から『ドラゴンボールGT:Transformation』という、とりあえず今作よりは多少マシな劣化ファイナルファイトを発売しているが、ディンプスの『アドバンスアドベンチャー』とのレベルの差を見せ付けられたのか、予定されていた続編『Transformation 2』はキャンセルされた。ちなみに『Legacy of Goku』と何故か日本でも発売された『Legacy of GokuⅡ』、そして日本では発売されなかった『Buu's Fury』の洋RPG三部作も同じ開発元であり、ちょーじんの知るかぎりでは日本の漫画作品を元にした世界初の洋ゲーは、2002年にInfogramsという会社からGBAで発売された『Dragon Ball Z Collectible Card Game』と思われる。その後ATARIに版権が移り、上記作品の数々やPS2&X-BOXで『Dragon Ball Z: Sagas』に続いて、別の開発元に作らせた『幽☆遊☆白書』のゲームをGBAで2作とPS2で1作発売している。

おまけ

超必殺技を撃つ時に一瞬だけ変身する姿