当時とある雑誌の記事で「20メガの大容量で流れるように滑らかなアニメーション」と書かれていたのに騙され、ワクワクしながら少ない小遣を叩いて定価で買ってしまい、後に大人とは実に薄汚い生き物であることを思い知ったものである。流れるっていうのはカクカク動くという意味だったんですね。とりあえず弱P強P弱K強Kの4ボタン式で必殺技も従来の格ゲー風のものになったが、ゲージを使った特殊なガードをしないかぎり、必殺技がガード不能というシステムがクソつまらない以前に操作性が絶望的に終わっており、単なる「綺麗な画面写真で北斗ファンから金を巻き上げるだけのゲーム」であった。が、前作に引き続きBGMだけはやたらとカッコ良い。
たまに「所詮アニメ会社(東映)はアニメ制作に専念するべきだった」などとちょっぴり勘違いした発言を見かけることがあるが、東映はあくまで「販売元」であって「開発」自体は後に『松村邦洋伝』などを手がけた「ショウエイシステム」という会社で、99年11月8日に倒産しているらしい。ざまぁみろ。 |