エターナルチャンピオンズ
 

 
     

   
  シャドー=ヤマト ラックス=コスウェル ジョナサン=ブレード ジェッタ=マックス スラッシュ  
 
           
  トライデント
 
  ザヴィエル=
ペンドラゴン
 
ミッドナイト
(ミッチェル=ミドルトン=ナイト)
ラーセン=タイラー
 
  エターナルチャンピオン
 
 
 

エターナルチャンピオンズ

SEGA USA

94年2月18日(米版93年)

24メガ

格ゲー大ブーム期にSNES(スーファミ)を持たぬ北米のGenesis(メガドラ)ユーザー達を虜にしたアメリカ産格ゲーで、欧米では現在でも根強いファンが多い。操作性は、同じアメリカ産のモータルコンバットよりも、むしろ日本のストⅡを意識した作りには一応なっているものの、やはり洋ゲーにはお約束の倒した相手にトドメを刺す『オーバーキル』と呼ばれるフィニッシュムーブは健在。これがまたなかなかコミカルでよろしいのだが、やはりモータルコンバットがバカ売れしたように、当時のアメリカではフィニッシュムーブさえ搭載されていれば売れるというのはメーカー側も理解していたのだろう。ゲーム中に所々『武士道』だの『黒い蘭の花』だのと珍妙な東洋かぶれっぷりが見え隠れするが、やはり時期的にはアメリカで日本アニメブームが訪れる以前にデザインされたため、登場するキャラはどいつも不細工なバタ臭い連中が勢揃い。一応ストⅡを『意識した作り』とはいえ当時の格闘ゲームとしての評価は「中の下」程度だが、アメリカのセガユーザー達の間でこれほどまでに慕われていたのは、やはり当時ストⅡがまだスーファミ独占の時代だったためだろう。

 

 

   
     
  Sophia "Riptide"
de Medici
  Ramses III
 
  Raven Gindar
 
  Dawson McShane
 
  Dark
Eternal Champion
 
 

エターナルチャンピオンズ ~チャレンジ・フロム・ザ・ダークサイド~

SEGA USA

1995年(米国発売)

米国版MEGA-CD

欧米でのみメガCDで発売された2作目。新キャラ4人+隠しキャラが多数追加されており、ラスボス戦ではフィニッシュをされると各キャラ専用の、今見るとちょっと時代を感じさせる古めなCGムービーが挿入される。後に更なる続編がUS版サターンで発売される予定だったが、結局製作中止となりシリーズは打ち切りに終わる。前作が欧米限定とはいえ、大ヒットした割にこのようなあっけない幕切れとなった原因はおそらくカプコンが最終的にメガドライブでもストリートファイターシリーズを発売したため、アメリカのセガユーザー達にとってもエターナル人気は単にそれまでの穴埋めにすぎなかったのであろうが・・・セガUSAの担当いわく、当時セガジャパンが同ジャンルの『バーチャファイター』を売り出すことに専念したくて同社における格ゲーシリーズを一つに絞るためにムリヤリ打ち切られ、「結局バーチャは日本では成功したかもしれないが北米では見向きもされなかったくせに」等と恨みがましく語っている。しかしメガドラで発売された初代エターナルも日本では見向きもされなかったしどっちもどっちと言えるが、明らかに内容的にファン層は被ってなかっただろうし、普通に米国では両方発売すればよかったのではなかろうか・・・。
ちなみに日本ではこの発売すらされなかったソフトが、よくネットでは何故か『エターナルチャンピオンズ~武士道・悪道~』というタイトルで呼ばれているのを見かけるんですが、かつてはそんな名で発売される予定でもあったのだろうか・・・?