―万骨坊 すべての災厄 極悪天狗
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_[DOA2]
~世紀末天狗禍~ |
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20世紀末、一人の巨人が死んだ。世界格闘大会DEAD
OR ALIVEを主催した男、フェイム・ダグラス。
知られざる真の統治者を失った世界は混乱し、世紀末不安に煽られつつキナ臭いにおいが立ちこめる。DEAD
OR ALIVE第2回大会開催がアナウンスされたのは、世界が紛糾するそのさなかのことである。 ダグラス亡きあと、DEAD OR ALIVEは意義も目的も失ったはずだった大会を押し進めるものは、争乱を好み、強者を貪る、すなわちフェイム・ダグラスを消し去ったもの。それは黒幕でも巨悪でもない。邪悪!そうとしかいいようがない超越的な存在の介入が、20世紀末の人類社会にがれき色の恐怖をもたらしたのだ。 |
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天狗界のならず者。
最高位の天狗、鞍馬山魔王尊を殺害したあげく、禁を破って人間界に降下した極悪な天狗。
正しくは五百峯万骨坊という。
人の世の営みなど毛すじ程度のものでしかない。
すべての災厄は万骨坊のなせる戯れごと。
この時代に降って沸いた災厄を、後の世に世紀末天狗禍という。
そのクライマックスは今まさに闘いの轟音とともに開かれる。