キング・オブ・ザ・モンスターズ
 


アストロガイ ジオン ウー ビートルマニア ロッキー ポイズンゴースト
 

キング・オブ・ザ・モンスターズ

MVS(91年2月25日)55メガ

ネオジオ(91年7月1日)

スーパーファミコン92年7月31日

 

 

メガドライブ(93年11月26日

格ゲーブームより一足先に発売された、総勢6匹(?)のモンスターを操って街並みを破壊しながらプロレスをするゲームで、最近GBAなどで発売された『ゴジラ怪獣大乱闘』の前身ともいえる。ステージの周りにはプロレスのロープのような役割を果す電流バリアみたいなものが張られていて、闘いの最中によく怪獣映画などで見るように、横から攻撃してくる飛行機や戦車を掴んで相手に投げつけたり、相手をビルに叩き突けてパワーアップアイテムをゲットしたりもできる。パワーアップアイテムを取りつづけることで2段階にパワーアップすることができ、勝負は相手の体力ゲージが無くなり、何故かプロレスのように先にピンフォールで3カウントを奪った方が勝ちとなる。それぞれのモンスターを倒した後もう1週して更に全員倒すとエンディングになる。全キャラの見た目は非常に個性的だが、操作感覚はほとんど変わらないというのが格ゲーブーム以前に作られてしまったための結果か。更に8メガショック!なスーファミ版とメガドラ版では容量不足のため、ウーとポイズンゴーストが削られてしまい、2対2で行う協力対戦もなくなってしまっている。

 



アトミックガイ スーパージオン サイバー・ウー

  


フュージキール ホーンデュアウト ヤムァモードン キリキリ サックアイズ

   

イートゥオゥ キングファマーディー
 

キング・オブ・ザ・モンスターズ2 ~ザ・ネクストシング~

MVS(92年5月25日)74メガ

ネオジオ(92年6月19日)

 ネオジオCD(94年9月9日)

 

スーパーファミコン(931222

米国版メガドライブ(94年)

今回はファイナルファイト的なアクション要素を取り入れ、ボス戦では1対1か2対1協力プレーのどちらかとなっており、使用キャラは前作に登場した6体の内3体がパワーアップして(スピード系、パワー系、バランス系になって)帰ってきたものから選択。敵キャラは全部で七体だが、ラスボスと闘う前に、一度倒した6体ともう一度闘わなければならなくなっており、全体的に難易度高めだった前作よりも更に激ムズになっているため、協力プレー以外では正直ツライものがある。一応今作ではビルを引っこ抜いてアイテムをゲットし、ビルをそのまま相手に投げつけたりも出来きるようになり、パワーアップアイテムは2つ取って2段階にパワーアップできるようにもなったが、中には逆にパワーダウンさせるものもあるので注意しなければならない。前作の電流ロープやピンフォールなどのプロレスチックなシステムは排除され、より怪獣同士のケンカらしさが増したと言える。

正直『格ゲー』と呼ぶべきか怪しかったこのシリーズだが、実は海外でのみ発売されたメガドライブ版は完全に『格ゲー』となっている。実際ネオジオ版よりも出来が良いとの評判で、対戦がメインとなっているため序盤のアクション部分がなくなっているが、その分ネオジオ版やスーファミ版では使用できなかった敵キャラも容量的にデカすぎるファマーディー以外はすべて使えるようになっている。本来ラスボスであるファマーディーが削られているため、最後の相手は自操作キャラの同キャラ対戦となるが、全キャラに波動拳系コマンド、レバー入れ防御やレバー2回入れダッシュ等が追加されていて、投げ技も原作より遥かに使いやすくなっている。完全に2ラウンド制の格闘ゲームとなっていて、戦闘中に紛れ込んでくる雑魚モンスターやパワーアップアイテムはそのままで、ウザかったパワーダウンアイテムは排除されている。ハードの都合上グラフィックやサウンド面では多少他機種に劣るものの、この出来で日本国内で発売されなかったことは非常に悔まれることである。ただし、海外向けに何故か主役3体以外の敵モンスター全ての名前が変なものになっている(はじめから変というツッコミはなし)。